sink into a swamp
sink into a swamp
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
流血描写注意!!
地を覆う空は暗闇に閉ざされ辺りは黒い遠くに見える高い山辺りには光に包まれているように見えるが
ここから、ホウエンからは程遠い
ぼんやりとだけど遠くを見つめていると横を何か通ったような気がするが
今は気のせいにしておこう
無駄な戦闘はしない
それは自分の主義であって信念でもある
「そんなもの、捨てたら?」
「あ?」
まるで心の中を見透かされたような口調が聞こえてくる
声の主はまさに俺でよーく見ると、色が違うくらい
…かなり俺にそっくりだ
誰かに出会ったら俺と間違うんじゃないだろうか
「……どういう事だ」
「信念とか主義とか、自分を縛るだけで何の価値もない。
過去に囚われ続け、挙句の果てには忘れようとする
…そりゃそうだよな、逃げていれば楽なんだから」
「言わせておけば…」
「…全部当たりだろ。
俺は何も違う事は言ってない。
本当はさ、全部消したいんだろ?親をさ
…自分にやってきた事を忘れて
軍人になって良い成績をあげれば金目当てに食いついてくるだけの無能な親」
…何でコイツが知ってるんだろう
その言葉に一つ思い当たる事がある
反転世界
シンオウの騎士団と戦った時にそんな事を聞いた気がする
この世界が反転したような世界
この世界が反転するならば
自分達の反転が居てもおかしくない
何とか自分の中で消化し先程から突き付けられてる言葉を飲み込む
「…だから俺はそんなもの捨ててやる。
親も仲間も全部いらない
…この世は、利用するかされるかだけだ」
そう言って、拳銃を撃つ
不意をつかれたせいか左腕が貫かれた痛みが一瞬遅れて来る
「…っ!!?」
「どうせ、守れるものなんて何もない」
一言一言、刺さるような言葉と同時に
両足、両腕、両肩
服は血が染みていて感覚すらない
あぁ、久々に病院行きかな…とぼんやり思ってると
憎いアイツが笑ってる
さっきまで無表情だったのに…
「これで、サヨナラだ」
銃口が心臓に向けられる
パンッ―――――!!
「―!?」
ミラーコート装置により、銃弾は跳ね返り、反転の左胸に穴を開ける
「…なん、で………?」
ぐらり、と崩れていく反転
ミラーコート装置と共に、紅い小箱が堕ちる
何とか、その場に立とうとするが足も撃たれているために上手く立てない
「はぁ…いって…」
激痛が走りその場に立てなくなる
寝転がって視線を横に向けると紅い小箱が落ちている
手を伸ばそうとしても伸ばせない
それぐらいの痛み
ぼんやり、死ぬのかなと
段々、意識が遠くなり視界が暗くなった
**************************
この後ヒムカは病院行きです。
さー…生きて帰ってくるのかどうなのか
雰囲気だけタリスさん(@清峰さん)をお借りしました!!
PR
marriage ring << | HOME | >> He picked up. |