sink into a swamp

もうそろそろ中盤戦！ 相変わらずの暴力、血の描写注意です！

傷が出来たのは見せたくなかった …
と言うよりか見せて心配されたら逆上した両親 …
まぁ、後はお察しの通りです

先生も心配で家にきたけど親は何もやってないとの一点張りで 帰った後また殴られる
それが何年続いたんだろう…
いや、何年もたってないんだと思う 一日一日がとても長くて
一年が五年位に正直感じていた

心配する声だって始めだけ、 暫く続いた後、
哀れな目で俺を見るだけ
そこからいじめなんて吐き気がする
友達もボロボロになっていく俺をただ見ていくだけ
段々、誰も近づかなくなった

あぁ、一人になったんだ

誰も、俺に‘興味’を示さなくなった ‘
愛’を示さなくなった

そうなったらもう、諦めるしかないんだ
だって、手を伸ばしたって誰もこの手を…
みすぼらしい手を誰が取ってくれるんだろうか

空は気持ちを反映してるかの位に雨が降り続いている 屋上は何も無い
、自分の心みたいに ぼんやりと手すりにもたれかかり 雨に打たれていた

傷が水に染みる
でも、殴られるよりは痛くない
飯もあの日以来満足に食えてないから体が段々冷えていく
このまま死んでもいいんじゃないか
どうせ、誰も心配してくれないんだし

そんな事を思ってしまったから、だろうか

後ろから衝撃を受け、受け止めようと思ったが
受け止めきれる体力や体重が無く、
そのまま外へ体が投げ出される 誰だろう、と思ったが人影があまりにも黒過ぎて誰かは分からなかった
あぁ、この時に走馬灯というやつが見えるんだろうが 思い出す事なんて何も無かった
逆に思いでなんて無かったのかもしれない

あぁ、カウントダウンなんて要らないんだろう

このまま、このまま





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　落










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